採用動画は、企画・構成・撮影・編集・公開の5ステップで作ります。自社で作っても外注しても、この順番は同じです。
いちばん手を抜けないのは、最初の企画です。「誰に、見終わったあとどう感じてほしいか」が曖昧なまま撮影に入ると、映像はきれいでも応募にはつながりません。
採用動画の作り方は5ステップ
5つのステップで決めることと、会社側でしておく準備は次のとおりです。

| ステップ | 決めること | 会社側の準備 |
|---|---|---|
| 1. 企画 | 誰に・何を・どう感じてほしいか | 採用したい人物像、今の採用の課題 |
| 2. 構成 | 見せる順番、出演者、話す内容 | 出演する社員の候補、撮影場所の候補 |
| 3. 撮影 | 撮影日、撮るシーン | 出演者への事前説明、社内への周知 |
| 4. 編集 | テロップ、BGM、尺 | 初稿を確認する人を決めておく |
| 5. 公開 | 見せる場所とタイミング | 採用サイトや説明会での使い方 |
外注すると、依頼から完成までは一般的に1〜2ヶ月。弊社の場合は、相談から納品まで3週間〜1か月を目安にしています。
ステップ1 企画:誰に、どう感じてほしいかを決める
「会社の雰囲気が伝わる動画」は、企画としては広すぎます。
新卒か中途か、どの職種か。それだけで見せる中身は変わります。企画の段階で言葉にしておきたいのは、来てほしい人、今の採用で困っていること、見終わったときの気持ちの3つです。
応募が少ないのか、選考の途中で辞退されるのか、入社してすぐ辞めてしまうのか。困りごとが違えば、作る動画も変わります。
3つ目の「見終わったときの気持ち」を、弊社では「感情設計」と呼んでいます。構成を考える前に、必ずここを決めます。「ここで働く自分が想像できる」をゴールに置くと、見せるシーンは自然に絞れてきます。
ステップ2 構成:見せる順番と出演者を決める
冒頭のつかみ、会社と仕事の紹介、社員の声、締めの一言。まずこの大枠を決めます。
そのうえで、シーンごとに何を見せて、誰に何を話してもらうかを書き出します。社員インタビューの台本は、話してほしいポイントのメモで十分です。一言一句の読み原稿を渡すと、たいてい棒読みになります。
構成の型は採用動画の構成パターン5選|構成案テンプレートに、尺の決め方は採用動画の長さの目安にまとめています。
ステップ3 撮影:ふだんの現場で撮る
撮影は、求職者が「自分が働く場所」を想像できる現場で行います。きれいな会議室より、いつもの事務所や工場、店舗のほうが伝わります。
会社側でやっておいてほしいことは3つあります。出演する社員に、当日何を聞かれるかを伝えておくこと。撮影する部署に日時を知らせておくこと。顧客情報や取引先の名前など、映ってはいけないものを確認しておくこと。
質問を先に知っていれば、出演者は当日、自分の言葉で話せます。
ステップ4 編集:初稿を確認する人を決めておく
撮った素材をつなぎ、テロップとBGMを入れて仕上げます。採用動画はスマホで見られることが多いので、テロップはスマホで読める大きさにします。
会社側で決めておいてほしいのが、初稿を確認する人と、最後にOKを出す人です。途中で確認する人が増えると、修正の方向がぶれて長引きます。
弊社は修正の回数に上限を設けていません。ナレーションの修正や、3D・VFXなど特殊な編集の修正だけは、別途費用になる場合があります。
ステップ5 公開:どの場面で見せるかまで決める
採用サイトに置くのか、説明会で流すのか、面接前のメールで案内するのか。見せる場面によって、横型か縦型か、何分にするかが変わります。
Instagram用の縦型もほしいなら、撮影の前に言ってください。縦に切り出せる撮り方を、最初から組み込めます。
採用動画は自社で作るか、外注するか
SNSで日常を発信する短い動画なら、自社でスマホ撮影しても十分です。気軽に本数を出せるのは、自社で作る強みです。
採用サイトや説明会で何年も使うメインの動画は、構成から作り込める外注のほうが向いています。費用はかかりますが、採用担当者が撮影と編集を一人で抱え込まずに済みます。
外注するときの流れは映像制作を依頼する流れ|7つのステップ、費用の目安は大阪で採用動画を制作するなら|費用・事例・進め方をご覧ください。
採用動画の制作事例:レプリス株式会社
レプリス株式会社様の相談は、採用の質を上げて、入社後のミスマッチを減らしたいというものでした。
そこで企画の軸は、「一緒に働くイメージ」が自然に伝わることに置きました。「選ばれるための情報」を並べる動画にはしていません。撮影では、笑顔のシーンや社員どうしの自然な会話を多めに入れています。仕上がりは2分弱です。
採用動画の作り方についてよくある質問
Q. 採用動画はスマホで自作できますか?
できます。SNS用の短い動画なら、スマホで十分です。採用サイトや説明会で使うメインの動画は、構成と音声の質で仕上がりが大きく変わるので、外注を考えてみてください。
Q. 社員が出演を嫌がったらどうしますか?
顔を出さない撮り方にします。手元や後ろ姿だけを撮ったり、声だけで出てもらったりする形です。
Q. 採用動画を作るのにどれくらいかかりますか?
外注なら1〜2ヶ月が一般的です。弊社は相談から納品まで3週間〜1か月が目安です。説明会の日程が決まっているなら、1か月前には相談してください。
まとめ:採用動画の作り方は企画から
採用動画は、企画・構成・撮影・編集・公開の順に作ります。いちばん時間をかけたいのは、最初の企画です。
誰に来てほしくて、見終わったときにどう感じてほしいか。そこが決まれば、構成も撮影も迷わなくなります。
弊社では、企画から撮影・編集まで一人のディレクターが担当し、契約前に構成案をお出ししています。
